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2008

大学受験の面接対策レッスンをして。

高校生の進路についての相談、面接対策等も行うESL Theatre Project です。今日も、進路対策で悩んでいた高校生の生徒さんが、緊急にAO入試の面接対策をして下さいという事で、レッスンを行いました。大学入試も成績やテスト結果、だけではなく、個人の持つ総合的な能力を評価し、偏差値教育からの脱却を考える傾向があるように思います。少子化の今、欧米の様に、大学入試も面接重視になる時代?
AO入試。
従来の、たった一度のテストを通しての、
学力試験の得点で合否が決まってしまう入試とは違い、
大学が求める人物像を考慮して合否を決める、
きわめてアメリカンな入試の方法。

最近では、多くの大学や企業が取り入れる方法です。
地元の話題ですと、噂の相模大野中学・高校がAO入試を取り入れる予定ですね。

本日レッスンを行った生徒さんが受験するのが、
慶応の総合政策。AO入試の先駆けとも言える大学。
私も色々と調べてみたところ、
従来の面接とは全く違う観点で合否判定をしている事がわかりました。
それは、コンピテンシー面接を行っている事です。

簡単に説明すると、今現在能力のある人材だけを合格させるのではなく、
いかに自分の能力を、困難な状態で発揮できるか。
そんな能力を持ち合わせている人材を開拓するか。
個人の持つ潜在能力を測る面接法です。

従来の大学入試ですと、「生徒会の会長を努めた経験があるから合格」
や、「音楽コンクールで受賞した経験を面接で話したから合格」
と、今までの素晴らしい実績を面接で語る事により、
「この生徒は優秀!」と判断していたようですが。
コンピテンシー面接はちょっと違います。

「部活を3年間続けました。残念ながら、3年間の部活動で、優勝経験はありませんが、
部活を通し、チームワークや人間関係、毎日の努力が大切だ、という事学びました。
私はこの貴重な経験を生かし、また、失敗した経験を生かし、
今後の課題にして努力していきたいです。」
現時点では優秀な経歴を残してはいないものの、
その経験を今後に行かせる人材を求めるときに使う面接法です。

最近の企業面接では、この方法を取り入れている会社が多いです。
実は私、ESL Theatre projectを始める前に、
企業の面接官を育成する講習の「面接者」のお仕事をしていた経験があります。
私がダミーの面接者となって、面接を受ける事で、
面接官の判断力、見る目を養う。という一風変わったお仕事です。
名前は言えないのですが、誰でも知っている様な某大企業の方々との面接。
少なくとも、30回以上は行いました。

その面接のお仕事でよく聞かれた事が、
コンピテンシー面接の重要課題。
自分の経験を話、その経験をもとに、どう、自分の考えが変わったか。
と言う事。

簡単に言うと、自分の体験をもとにして、学んだ事。
その学んだ経験がどう、次の体験に生かされたか、と言う事。
名誉ある受賞の体験の自慢話ではなく、
自分の体験した経験が、その後、どう自分の人生に影響したか。
を聞かれる面接です。

お仕事であったので、合否はないのですが、
聞かれる質問はまさにコンピテンシー面接の質問でした。

現在企業が求める人材は、いかに功績を残した人材であるか
ではなく、
今後、自分の体験を生かし、いかにその企業に功績を残せる人材か。
を見ると言う事です。
即戦力を問われる転職面接には適応しませんが、
中学入試、高校入試、大学入試、新社会人入試では
この方法が今後まさに主流になっていくと思われます。

また、コンピテンシー面接と平行し、相当意地悪な質問もあるみたいです。
私も面接者のお仕事を通し、結構意地悪な質問もされました。
絶対に答えられない質問をする事で、
面接者の柔軟な態度、謙虚さ、課題に対する態度を見る目的です。

例えば、こんな質問。
「アメリカの有名な戯曲家、マメットについての意見を聞かせて下さい。」
相当演劇に精通していない限り、「マメットって誰?知らないよ~」
な質問です。そこで、面接者が期待している事は、
全く知らない知識を聞かれたときに、どう答えるか!
マメットに対する知識力を持っている、という事ではなく、
全く知らない知識の質問をされたときに、どう対応するか。
という事です。

コンピテンシー面接の対応法を使えば簡単です。
「マメットについて、私は知りません。知識不足で大変申し訳ありません。」
「良い機会なので、自宅に帰ってリサーチしてみます。」
「が、マメットってどんな人なのですか?」
逆に質問してみる。

こんな回答をすれば、大したものです。
面接者のつぼに入ったも同然。

やっと日本も頭ごなしに、この生徒は頭が良い、悪い、
という表面的な評価ではなく、
潜在的な能力を評価する、
という領域まで来たみたいです。

大野中学受験希望を考えている方は多いと思いますが、
従来の面接での合い言葉。
「答えられなかったら不合格!」
なんて時代は終わり。だと思います。

そんな従来の面接方法の考え、
「自慢できる功績がなければダメ~」
「答えられなかったらダメ!」
な考えは捨て、今ある自分が今後どれだけ飛躍できるか!
な、ポテンシャルを信じ、
入試に向かっていきましょう!

最後に。私が言える事。
自分の経験(失敗も含め)に自信を持とう!
失敗は成功のもと、よく言ったものです。
自分自身総合的に自信を持ち、
将来に生かしていく事で評価されます。

良いところも悪いところも。
自分を好きになる事って、大事だな~。
なんて考えながら。

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